桜井良ゼミ
立命館大学 政策科学部
〜環境教育と生物多様性の保全〜
政策科学部で本テーマを研究する意義
生物多様性の減少など環境問題は現在人類が直面している最も深刻な問題の一つです。人類がこの地球上で持続的に生きていけるかどうかは、我々が環境問題についてどのくらい理解し、環境に配慮した行動をとれるかにかかっています。環境問題について研究をするうえで、状況を理解するだけでは不十分で、我々一人一人が持続的な社会を築いていくために責任を負っていることを理解する必要があります。環境教育はそのための重要なツールとなります。そして、問題を特定し分析し、解決策を考えることこそ政策科学の最も重要なプロセスといえます。本研究室では、人と環境との共存をテーマに、社会科学の視点から特に環境教育や生物多様性の保全に焦点を当て研究をします。
研究内容・目標
本研究室では、学生は環境問題や広い意味での教育に関する研究をすることができます。
研究内容の例として指導教員がこれまで携わってきたテーマを下記にあげます。
- 環境教育プログラムの設計、評価
- 生物多様性の保全
- 野生動物の保全管理:ヒューマンディメンション
- 社会心理学研究
- 農山村地域における農業体験プログラムや獣害対策に関する研究
- 持続可能な沿岸域管理、里海、小学生/中学生/高校生を対象とした海洋教育
- 動物園、水族館、博物館における環境教育
- 市民科学
- 環境配慮行動
- 教育全般に関する研究(大学教育、アクティブ・ラーニング、異文化教育など)
所属学生
4年生
秋田百合香
4年生
研究テーマ
ジビエを利用した地方創生-福知山市の鳥獣被害の現状とこれからのジビエ利活用-
鍵谷千彩
4年生
研究テーマ
大阪駅周辺におけるインバウンド受け入れ体制の実態と課題-立命館大学外国人留学生を対象にした満足度調査を踏まえて-
久木野俊太
4年生
研究テーマ
淡水域における生物・環境の保全
久米悠人
4年生
研究テーマ
給水スポットの設置の増加がマイボトル利用者数に与える影響
坂上愛弥
4年生
研究テーマ
動物愛護法第7条4項「終生飼養」について-犬の飼い主を対象とした聞き取り調査より-
田村美弥
4年生
研究テーマ
持続的な観光資源としてのホッキョクグマー知床のヒグマとカナダマニトバ州チャーチルのホッキョクグマの比較より-
中尾勇太
4年生
研究テーマ
地域経済を支えるブラックバスとの共存方法の提案
中村桜
4年生
研究テーマ
知床におけるガイド団体のWEBサイトから見るエコツアーの特徴
西川あかね
4年生
研究テーマ
地球温暖化に伴う生物多様性への影響についての研究-各地の事例とアンケート調査から-
西口尊
4年生
研究テーマ
デポジット制度を用いた消費者行動と回収率の変化
福永梨乃
4年生
研究テーマ
環境心理学に基づいた回復環境としての里山の在り方の提案
古田智弓
4年生
研究テーマ
脱炭素先行地域とSDGs未来都市の比較-テキストマイニングを用いて-
本田尚大
4年生
研究テーマ
動物園での教育効果向上策について-デジタルコンテンツの活用という観点から-
村田昂陽
4年生
研究テーマ
オオカミ再導入による生態系再生に関する環境教育の効果-ワークショップでの大学生の意識変化に関する調査-
大野堅慎
4年生
研究テーマ
水族館教育による環境配慮行動への影響:大学生を対象に-テキストマイニングを用いたインタビュー調査-
卒業生
学部生
2024年:卒業
池田珠美
2024年学位取得
卒業論文
見える化した共有方法による更なる環境配慮行動促進の可能性
泉洸太郎
2024年学位取得
卒業論文
日本における多拠点生活の意義と課題
稲垣薫
2024年学位取得
卒業論文
不登校に影響を及ぼす要因の検討と理想的な支援施策、方法の提案-インターネット依存と発達障害に着目して-
岩崎一徳
2024年学位取得
卒業論文
地元学生と他府県の学生の比較から見る河川環境教育による意識行動への影響
上村麻由里
2024年学位取得
卒業論文
農山村地域における関係人口創出の提言
木村智尋
2024年学位取得
卒業論文
大雨ワークショップを用いた防災意識の変化調査-ESD観点から見て-
木山理子
2024年学位取得
卒業論文
社会人の環境配慮行動の実施度と生活観の調査
近藤優香
2024年学位取得
卒業論文
ICTとアクティブ・ラーニングを掛け合わせた初等教育における海洋教育について-海洋プラスチック問題に着目して-
竹森佑衣
2024年学位取得
卒業論文
正しいごみの分別方法に対する大学生の理解度と意識
田中美帆
2024年学位取得
卒業論文
海洋ゴミを用いたワークショップ形式の学習プログラムの開発と評価-KJ法及びテキストマイニングによる分析結果-
千葉勝慶
2024年学位取得
卒業論文
遊水地の普及と活用のための方策-遊水地を用いた人口減少社会の市街地形成の検討-
真壁凜
2024年学位取得
卒業論文
自然体験を通した野生動物保全管理意識獲得の可能性-コウノトリ野生復帰活動を事例に-
森陽俊
2024年学位取得
卒業論文
日本における若者の狩猟者の現状-大学生における興味関心についての考察-
山田惇平
2024年学位取得
卒業論文
大学生の環境教育に対する意識-大学生に対する環境教育をテーマとした京都市環境局との意見交換会の実施-
2021年:卒業
磯部京香
2021年学位取得
卒業論文
コウノトリ野生復帰活動の持続可能性の検討
植田雅也
2021年学位取得
卒業論文
カブトムシを用いた環境教育プログラムの開発と実践:生徒の環境意識の向上を目指して
小根田修也
2021年学位取得
卒業論文
今後のタイの象使い文化の在り方に関する研究~新型コロナウィルスの影響と打開策の提案~
金井裕香
2021年学位取得
卒業論文
バリ島での人々の環境意識とごみ銀行の可能性に関する研究~脱プラスチックに向けた環境政策施行後の現地調査を基に考察する~
上村葉月
2021年学位取得
卒業論文
宇宙飛行士訓練を応用したリーダーシップ・フォロワーシップ育成プログラムの開発と評価
菊池優芽
2021年学位取得
卒業論文
タイ王国の3R政策の現状と推進に向けた施策について~日本との比較から考察する~
駒井まゆ
2021年学位取得
卒業論文
日本人のイスラム理解促進のための施策の検討~立命館大学大阪いばらきキャンパスを事例に~
米田紗衣
2021年学位取得
卒業論文
立命館大学におけるアクティブラーニングの導入の現状とファカルティ・ディベロップメントの促進に向けた提案
設楽拓
2021年学位取得
卒業論文
ヒメボタル保護から見える名古屋市相生山緑地のあり方
瀬尾怜史
2021年学位取得
卒業論文
所有者不明動物に関連する知識の伝達とその活用について-ボードゲームを用いた知識の定着を目指して-
田淵南帆
2021年学位取得
卒業論文
学校教育における道徳教育重要性-効果性から考える新たな道徳教育の在り方の一考察-
戸田未来
2021年学位取得
卒業論文
京都府におけるニホンジカ管理の現状と高校生に向けた狩猟教育プログラムの開発